こたつモラトリアム

できることなら永遠にここで暖をとっていたい

彼女とMTGを始めたい

 

私には1つの憧れがある。彼女とカードゲームを始めることだ。

もうこの時点で女性陣からの非難の声が聞こえる。いやわかってるんだ俺だって。さすがにこの願いが世間一般の「恋人としたいこと」ランキングの圏外に位置していることはわかっている。

まあ願望だから。相手の都合は度外視でいこう。もし彼女がカードゲームに対して理解ある、乗り気な人物だったならそれは最高 of 最高という話だ。

 

 

高校生の頃から機会があれば「ポケモンカードを一緒に始めてくれる彼女がほしい」ということを口にしていた。結構しっかり憧れているのだ。

元々自分はゲーム大好き人間である。ちょうど高校生の時にシャドウバースが流行り始め、自分もそこを入り口にカードゲームを触るようになり(厳密に言えばマビノギデュエルからなのだがそこは問題ではない)、今はハースストーンに落ち着いた。

 

 

ではなぜ彼女とカードゲームを始めたいのか。答えはわいわいしたいからである。

「彼女とカードゲームをする」ということは自分にとって「彼女と遊園地に行く」ということと同義である。

「彼女と遊園地に行く」とわいわいするでしょみんな。一緒。それと一緒。おいそこブーイングするな。

 

わかってない。「彼女とカードゲームをする」ということがどういうことかわかってないようだな。いいか。今から説明するからオタク特有の早口ボイスで脳内再生してくれ。

そもそもカードゲームをするっていうのは何も2人で紙束で対戦することだけを意味しているんじゃないんだ。決闘の前後には様々なプロセスがあってそれを全部含めて「カードゲームをする」になるんだ。

 

 

まずパック開封がある。カードゲームで最も楽しい瞬間としてパック開封を挙げる人も多い。2人で1箱ずつ買って開封すればさぞ楽しいだろう。どちらが最高レアリティのカードを多く当てるかで競ってイチャイチャしよう。

 

次にデッキ構築だ。カードゲームで最も楽しい瞬間としてデッキ構築を挙げる人も多い。環境の一線級のデッキが作れればいいが、始めたばかりではおそらく資産が足りないだろう。あらゆる勝負事は同じぐらいの力を持つ者とやるから面白い。一線級のデッキ同士で戦うのももちろん面白いが、パワーの低いデッキ同士で戦うのもまた違った面白さがある、というのはカードを触ったことがある人なら納得してもらえるだろう。

 

そしてついに対戦である。カードゲームで最も楽しい瞬間として対戦を挙げる人も多い。最初は効果を知らないカードがほとんどだろう。カードをプレイするたびにお互いに効果を確認する。相手のオメガ・ぽぐちゃむぷなシナジー効果に「なんだよずるいぞそんなのーー」と言い合うのだ。ああ楽しい。楽しくない訳がない。

 

対戦が終わればデッキ調整だ。使用感からデッキの中のカードを差し替えていく。時には相手のカードを借りるのもいいだろう。そしてまた対戦、調整というループに身を任せよう。

 

慣れてきた頃には新拡張が追加される。今度はパック開封の前に事前評価や環境予想ができる。少しずつ公開される情報を元に来たる新環境に胸を踊らせる。やれこのカードが強いだのやれこのデッキが強いだのやいやい言い合う。カードゲームにおいて新拡張発売というのは1つのお祭りなのだ。

 

 

 

ここまで書いたことは全部友だちとできる。友だちとやっても楽しい。結局楽しいんだよ誰とやっても。でもさ。

 

 

クソメガネオタクとやって楽しいことは彼女とやったらもっと楽しいに決まってんだろ!!!!!!

 

 

 

世間ではポケモンカードが大ブームだ。手に入りにくいらしい。このブームが無ければポケモンカードをやりたいが値段も高騰してるらしいし折角だしMTGに手を出したい。俺は彼女とMTGを始めたいよ。

まあでもその前に彼女作らないといけな