こたつモラトリアム

できることなら永遠にここで暖をとっていたい

好きなマンガについて語ろうか ①

 

好きなマンガ、今まで読んだ中で印象に残っているマンガについて語ろう。

ネタバレはもちろんあると思うのでご注意を。

 

1. バクマン。

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全20巻。「僕のマンガがアニメになったらヒロインの声優をしてください。そしてその夢が叶ったら結婚してください。」叔父がマンガ家で絵の上手い真城と学年一の秀才である高木の同級生2人がコンビを組んでマンガ家を目指す。仲間やライバルと切磋琢磨して夢の実現を目指すサクセスストーリー。

 

記憶にある限りで初めて全巻揃えたマンガ。集め始めたのは小学校5年生の時。この2人がデスノートを生み出したゴールデンコンビだと知ったのは随分後になってからだ。

それまでの私にとっての「マンガ」のイメージは、専らNARUTOをベースとしたバトルもの。そんな私にはこういった現実世界の話は新鮮だった。特に4巻や10巻辺りの歯車が上手く回り出していく展開がすごく好きで、その辺は何度も読み返した。

恋愛要素が一つの軸になっているマンガもバクマン。が初めてだったと思う。キュンキュンしたなぁ。

 

 

 

2. enigme [エニグマ]

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全7巻。少し先の未来が日記に記される「夢日記」という超能力を持つ灰葉スミオは、ある日突然、「enigme [エニグマ]」と名乗る謎の存在によって7人の生徒と共に学校に幽閉される。「72時間以内に校舎から脱出せよ。一般人には困難だが、君たちなら可能だ。…ユニークな才能を持った君たちなら。」果たしてエニグマの目的とは?そしてスミオたちの運命や如何に…!

 

バクマン。を集め始めてから他のジャンプ作品にも興味を持つようになり、バクマン。と同時期に追いかけていたマンガ。当時は脱出系のマンガが異様に流行っていた。そしてこのマンガも他の脱出系のマンガと同じように、脱出してから急激に面白くなくなり打ち切りとなった。

脱出するまで(5巻まで)は当時は結構楽しめたし、「みんなは一体どんな超能力を持っているんだ…?」とワクワクしながら読んだ。私が一番好きな能力は三次減算である。

約束のネバーランドとか好きな人はこれも好きじゃなかろうか。もっとも、今読み返すと「うーん…」となる部分も多いのだが。



 

 

3.PSYRENーサイレンー

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 全16巻。「助けて。」そう言葉を残し雨宮桜子は姿を消した。夜科アゲハは彼女を探すために、連続神隠し失踪事件に関わる都市伝説「秘密結社サイレン」へとアクセスする。そしてアゲハは桜子と共にデスゲームに巻き込まれるのだった。

 

enigmeと関連して同じくジャンプの超能力モノを一つ。このマンガは近所の図書館に全巻揃っていて、図書館に行った時はいつも読み返していた。

やっぱり能力系バトルは妄想が捗るというか、自分にもしこんな能力があれば…と考えるのがやめられなかった。マテリアル・ハイとかマジでカッコ良かったもんなぁ。一番好きなのは「数秒先の死の脅威が見える」能力かなぁ。

ジャンプの能力系バトルマンガというとやはりハンター×ハンタージョジョの2大巨塔がそびえ建っているが、個人的にはこのPSYRENも外せないマンガである。かっこいいは正義。

 

 

 

 

4.惡の華

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 全11巻。ボードレール惡の華」をこよなく愛する、パッとしない中学生の春日高男。彼は、クラスのマドンナであり自らも想いを寄せる佐伯奈々子の体操着を、思わず盗んでしまう。誰にも言えない自らの罪。あろう事か、その一部始終をクラスの嫌われ者である中村佐和に見られていた。バラされたくない春日に彼女が持ちかけた”契約”とは…?

 

ベボベのこいちゃんがおすすめしていて読んでみたマンガ。中学生の頃に集めていたのだけど、表紙が表紙だから本屋さんでレジに持っていくのが恥ずかしかった。確かハンター×ハンターと一緒に買ってカモフラージュしていたと思う。

内容に関しては、思春期の葛藤やモヤモヤに焦点を当てた話。今読み返してもよくわからない部分も多く、当時は面白いのか面白くないのかわからないまま、理解できないなりに完結を見届けねばならないと思い、読んでいた。女の子の体操着に惹かれ、一種の興奮を感じるという性癖は私にはわからない。しかし、正直言って、性的な描写に惹かれて集めていた部分もあったと思う。

また、このマンガの真骨頂は第2部にあると思う。表現・描写の難解さは増すのだけれど、それでも自分の心に何か訴えかけてくるものがあった。やはり、最後まで追いかけて正解だった。

 

 

 

 

5.服を着るならこんなふうに

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 全10巻(現在連載中)。佐藤祐介。25歳。会社員。仕事は上手くいき、社会人としての佐藤の生活は順風満帆だった。ただし、そんな彼が唯一苦手だったものが”おしゃれ”。自分のセンスには自信が無いし、明確なルールが無い”ファッション"の世界とどう向き合えばいいのか、途方に暮れてしまう。そんな佐藤に、妹の環がコーディネイトのイロハを教えていく。「どんな人間にとっても一番大事なのは服じゃない。なのにそんな事に足を引っ張られて楽しめないなんて絶対損だよ。」

 

打って変わって最近のマンガを。服を着るならこんなふうに、通称「服着る」は、メンズ向けファッションという一風変わったジャンルのマンガである。このマンガの凄いところは、その読みやすさにある。ファッションの話題、というと少し身構えてしまうような敷居の高さがあるのだが、マンガというメディア形式を介して上手くそのハードルを下げていると思う。

全体的に、「理論的にはこうすればカッコよくなるけど、あんまり縛られ過ぎないで、自分らしさも大切にね!」というスタンスなのもいい。知識系のマンガだが、説教臭さが無いのだ。

ファッションには興味があるけど、雑誌を読んだりWEARアプリを見たりする気にはとてもなれない。そんな私にこのマンガはぴったりだった。自分にファッションセンスがあるとは思わないけど、「センスが無くても楽しんでいい」と、「服着る」が私に気づかせてくれた。

それと、絵もかなり好きだ。特にキャラの表情が良くて、環ちゃんが可愛い。

 

 

 

 

6.春と盆暗

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短編集。愛想が良いサヤマさんに惹かれて同じバイト先に入ったゴトウ。掴み所の無い彼女に彼はますます惹かれていくが…。「モヤモヤした時は月面を思い浮かべて、そこに思いっきり、道路標識を放り投げるんです。」(『月面と眼窩』より)

 

今回一番紹介したかったのはこれ。これなんです。今の私のとっておき。

やっぱりね。恋バナって楽しいんですよ。ニヤニヤしちゃう。たとえフィクションであっても。出てくる女の子がみんな掴み所がなくて、魅力的なんですよ。上の表紙もちゃんと見てください。この子から溢れる魅力。ちゃんと感じてください。

このマンガで描写されているのは全て男女の恋愛なのだけれど、男性陣はというとみんな真面目で、女性陣の引き立て役に回ってる感がある。良いと思います。

クリエイターにはやっぱり才能っていうのがあるもんで、しかもそれがちゃんと作品に表れるようになってるんだなぁ、と関心した。熊倉 献。この人は絶対に追いかける。

 

 

 

 

7.水は海に向かって流れる

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全2巻(現在連載中)。あらすじは上手くまとめられないので割愛。

 

最後にこれまた最近のマンガを。この作者さんもまた、ユーモアに富んでいる。ユーモアっていうのは単純に面白いって事ではなく、ある事象、このマンガでいうと「W不倫した親を持つOLと男子高校生」っていう題材があった時に、それを如何に表現・描写するかって事だと思うんですよ。

何というか、存分に色が出てるんですよ。この人の。やりたい放題やっているというか。そういう作者の人柄みたいなものを浴びる事ができる作品、私は好きです。

 

 

 

 

以上。今回はこんな所で。

良かったら読んでみて欲しいし、好きな物があったら一緒に語ろう。みんなのおすすめも教えてくれよな。

 

 

 

 

 

 

 

 

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