三次元の映画が見れなくなった
タイトルの通りだ。三次元の映画・実写の映画が見れなくなった。できれば見たくないと思うようになった。
きっかけは4分の3年前ぐらいに見たグレイテスト・ショーマンだ。
これはおばあちゃんと映画館デートをした時に見た。
確かラ・ラ・ランドの制作スタッフが作ったとかそんなのでミュージカル調の映画だった。ちなみにラ・ラ・ランドはまだ見ていない。
この映画が面白いか面白くないかはわからないし問題じゃない。
ただ、自分はこの映画を見てる最中になんだか息苦しくなってしまった。今すぐこの劇場から抜け出したいと思った。
なんというか、他人の人生を眺めるのがもの凄く苦しい。特にこの映画は登場人物たちがきれいに幸せになって、きれいに不幸せになって、またきれいに不幸せになって、を繰り返す。波瀾万丈という言葉がぴったり当てはまる。
フィクションだとわかっていても実際に人が演じているのを見るとそこに人生があるように錯覚してしまう。いや、物語の中といえど確かにそこには人生が存在しているので錯覚ではないのかもしれないが…。
とにかく自分は脆くなってしまった。好きな映画、例えばアヒルと鴨のコインロッカーなんかも今は見たくない。見る気になれない。
なぜこうなったかと言えばおそらく自分の将来に対する不安とストレスが原因だろう。ここ4分の1年ほどの自分に明らかに変化が生じている。違和感がある。
まあ「浪人したが第1志望校には行けなかった大学生」という肩書きはそのような状況になって然るべきな気もする。あまりその辺りのことは深く考えないようにしてるのたが。どんな道を行こうがいずれはこうなっていた気もするし。
なんだか暗くなってしまった。要するに今私は自分の人生で精一杯なのだ。
他人の人生で泣いたり笑ったりするなんて今の私には到底難しい。
そんな私でも見れそうな映画が2つほどある。
1つはアニメ映画だ。
アニメであるとやはり脳がこれはフィクションだと認識するらしく特にストレス無く見れる。夜は短し歩けよ乙女なんかは頭を空っぽにして見れるので非常に良い。
もう1つはサメ映画だ。
私は今までサメ映画を見た経験がないのでこれは何の確証も無いのだがサメ映画ならいける気がしている。おそらく私の頭の中でサメが出てくる物語はフィクションであるというイメージが色濃く存在しているのだろう。
サメ映画はコメディ色の強い、いわゆるB級映画も多いジャンルな印象だ。元気になる秘訣はサメにあるのかもしれない。
惜しむらくはもう夏休みが終わろうとしていることだ。